I am bird I can fry
鳥になんかなれるはずもない
そんなことはわかってる
さぁ柵を飛び越えよう
青い空と広い海があればあとはなんだっていいじゃない
飛ぶも墜ちるも泳ぐも溺れるも

I am fish I can swim
魚になんかなれるはずもない
そんなことはわかってる
さぁ柵を飛び越えよう
白い雲と気持ちのいい風さえあればどこにだって行けるじゃない
飛ぶも墜ちるも泳ぐも溺れるも

すべて自分しだい
望むままやればいい
ステップを踏み、タンバリンを鳴らし、口笛を吹いて
そう、すべて自分のリズムに合わせて
さぁ柵を飛び越えよう

さぁ!




***
占いかなにかで出た結果をもとにうっかり思いついたやつ。
なにかに使えそうだと思ってまだ使ってない。









駐車場の前の古ぼけた立て看板に『空あります』
「……そらあります?」
不思議な言葉に空なら言われなくてもあるのにな、と見上げた。
秋の夕暮れは早くて、
水彩絵の具の水色を薄く薄く塗った空はやがて見事なオレンジ色に染まって、
紫の黄昏が駆け足で過ぎ去ると深い青がじんわりと空一面に広がった。
きらきらと白や黄色の星の光。
『空あります』
確かにそうかも。
満足して空から地面に目を戻す。
四角に縁取られた電灯の光が無数にあるのに心がほっこり温かくなって思わず微笑んでいた。
うん、悪くない。

『空あります』

明日は友達も連れてこようかしらと弾んだ気持ちで考えた。





…☆…
実話。
正しい読み方はあきあります、だったわけですが…素で読み違いました(苦笑)
さすがに30秒くらいで読み間違いに気がついたわけですが(それでも長いよ)
こんなことネタにするより他どうしろと!









青空にひとつ
雲に遮られていてさえなお明るいひとつ星 私達の恒なる星
赤に黄色にオレンジ、黄金 光を放つ確かの象徴

暗き空にひとつ
孤高を保ち また慈母の表情を見せるもの 私達の衛り星
不安を甦らせても照らしていてくれさえすれば大丈夫 暗い夜道も歩いていける

夜空に散るは私達の星
笑いさざめく乙女に似てその姿は占者の如き惑い星
時間の流れに人の心に迷い途方に暮れる私を導き惑わす

願わくは
人生の正しき道を照らして征かん




***
この時の自分テーマが恒星と衛星と惑星だった。









くるくるくらくら夢の度 くるくるくらくら夢の旅
次に見るのはなにかしら
過去を引き摺る万華鏡 未来を翳める万華鏡
ゆらゆら水面に揺れる自画像 等身大の自分など何処にも無くて
覗いて見えるは過去か未来か現か夢か幻か
くるくるくらくら夢の度 くるくるくらくら夢の旅
次に行くのは何処かしら
くるくるくらくら夢の度 くるくるくらくら夢の旅

きらきらひかる水晶だけが君の未来をお見通し?




***
一行目を思いついたらするするっとできた記憶が。しかし占いネタ多いなあ。









世界がまっさらな紙の上に描かれていくのは子供の特権。
神様がその両腕で世界を包むなんて幻想。
嘘も真も入り乱れ、建前本音も上の空。
非常識でアタリマエ。
夢見るみたいな悪夢の気分。




***
こっちは最後の行を使いたくてひねり出した覚えが。
カミサマ好きなんですけど、信仰は嫌いなもんで、
そういう思考と嗜好がモロに出てる。









眠り鶫は籠の鳥
眠り鶫は夢の中
眠り鶫の見る夢は未だ遙けく遠き里の森
眠り鶫の見る夢は未だ醒めやらぬ里の春
眠り鶫の見る夢は未だ見ぬ碧き春の歌
眠り鶫の見る夢は未だなお遠き道程の
空に向かって己が翼を打ち振るう様
眠り鶫の見る夢は未だ羽ばたきを知らぬ雛鳥
行きつ戻りつ
翼を休め
木陰の梢で休みます。

眠り鶫が目を覚まし
私の心も目醒めます
鶫が羽ばたくその時に
私の心も翼を打ち
共に空へと光へと




***
青い鳥という話を書くにあたって初めにイメージで書いたんですけど、
結局作中では使わなかった。









い鳥に追難して
溜まりの中で小鳥が器無き身で羽ばたく
潰れた
囀りが渇望する
が飛びたい 自由になりたい
もっと生きたい 
いたい
風を叩いて空気を渡り
里と
を眼下におさめ
思うが侭に囀って




***
というわけで実際青い鳥の作中で使ったもの、1。
珍しく黒背景使ったんで色で大分遊びました。









この鳥籠じゃ
ることしか出来ない。
この鳥籠じゃ
ることしか出来ない。
この鳥籠じゃ
ぬことしか出来ない。
この鳥籠じゃ
う事しか出来ない。




***
その2。
色で遊んだのもそのままにup。









進むのを止めることは。

空を照らす光がすっかり海に隠れると
空と海は抱き合ってひとつに融けてしまう。

夜の回廊を渡る船 降り積む星の咲く水面。
揺りかごのように揺れる波 囁く夜風の寝物語。
眠りながらも泳ぐ魚の 背びれが三日月を引っかけてきらりと輝く。
ああすべてが夜の時間。
隠された物語を知るには程好い頃合。
夜の海面を渡る船の軌跡だけが白く波間を切って行き
抱き合った海と空の境目を目指す。

誰にも出来ない。




***
最初と最後の太字部分が詩のタイトル。









オレンジ色に塗りつぶされた夕焼け坂道の天辺で大好きな君が振り返る。
好きだよ好きだよ好きだよ
声に出しては言わないけれど まだその勇気は無いから

何処を見て笑っているの
どうせならぼくを見て
オレンジ色の翳に沈む坂道の下から君のことを見つめているよ。




***
夢からきのこ大名。要するにこういう夢を見ました。……文章で。
なので夢で読んだままです。
たとえ崖から落ちてもキノコを採ってくる、
それがきのこ大名クオリティ!









いくら登っても何度でも同じ景色が見える。
青い空、白い雲、心地好い風、遥か遠くを臨む地平線、
それから眩しそうな顔でぼくを見上げる君が。
嬉しくなって手を振った。
待ってて。
喜び勇んで駈け降りる。
次に君が見えたらその腕に飛び込むから。




***
青空にスコーン!と螺旋階段があるイメージ。
このころ自分の中で螺旋階段ブームが来てた。









ガラス越しに見える世界の
車の窓の向こうに見えるひと
その脇の歩道を歩くきれいに着飾ったおばさま。

この道を
私も歩いたことがある。
だから彼女に見える視界がどんなものか、私にもわかる。

それでも思う。
あなたと私は違う世界を見ている。
私とあなたは違う人生を生きているから
私には一生わからない、あなたの世界の視界を思う。

それは
見えるものがすべて白く美しく、輝いているのかもしれないし。
ブルーグレーのフィルターがかかっているのかもしれないし。
私の気付かない見えない色々なものが見えているかもしれない。

バスは動き出して
ガラス越しの世界に映るおばさまは遥か彼方。
おば様に見える視界のバスの中の私を思う。

***
脳が自分のものである以上他人の目を通して世界を見ることは実際出来ないんですが、たまに他人の眼で世界を見てみたい。













春近し 霙になった 雪が降る

夢と希望 蕾といっしょに 花開け

花ひらけ 夢も桜も 満開に

思い出も 呼ぶ声遠い 君の声

恋い慕う 想い届けよ 九十九髪

生み落とす 60億個の 命の海     ペーパームーンの元になってたりします。

果つるまで 手を携えて 桜蕊

年経りて なにとなるかや 九十九神

俺を見ろ! 皺の数だけ 生きてきた

野辺送り 炎の中で 屍体が踊る

君知るや ノアザミ渡す わが心
 (ノアザミの花言葉:私をもっと知ってください)









産めよ育てよ 増やせよ生えよ 言って聞かせる育毛剤

あの子の恋の鞘当ての的になるのはお前じゃなくてこのオレだ

負けてたまるか敗れるものか これが最後の恋にする

果つるまで 共に白髪の 黄泉路かな

これが最後と口約束のやぶれた恋を糸で綴じ

あんたとふたりで眠った朝はあちらこちらに立てかけた口約束の後始末

浮気女と情けを交わし、お釈迦様より閻魔よりウチのかかあが恐ろしい

共に手を取り携えて 恋路は奈落へ死出の道行き

わっちには お主だけよと 契った口の 裏で差し出す 別の指

貴方には 私がいると 無言の抗議 頼ってほしい 背を合わせ

ひとりぼっちで 見上げる夜空 月の影見る 君を見る

私の誠は 貴方のものよ 笑顔で嘘吐く 憎い女(ひと)

キスしてそれから 好きだと言って ライバル多い 舞踏会

私の胸で 言ってほしいの 寂しかったと 泣き言を

君の指に 唇寄せて 絡めた視線の 愛おしさ

キスしてそれから 好きと抱きしめて 窓辺に飾る ラベンダー
(ラベンダーの花言葉:貴方を待っています)

震える声を 必死に隠す ラナンキュラスを 握る指
 (ラナンキュラスの花言葉:溢れんばかりの魅力)

君に手渡す ノアザミ摘んで 暴いてほしい この想い
 (ノアザミの花言葉:私をもっと知ってください)

苦い記憶の ラズベリー摘み 真珠の皓歯で 噛み潰す
 (ラズベリーの花言葉:深い後悔)

辛い私を 慰めるもの あなたがくれた レンゲソウ
 (レンゲソウの花言葉:私の苦しみを和らげる)




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